日本丸メモリアルパーク

桜木町駅から数分、ランドマークタワーのほうへ歩くと、帆船がみえる。
日本丸だ。
日本丸は昭和5年の建造された練習帆船で、地球を45.4周するほどの航海を経て、11,500名もの実習生を育てたのち、昭和60年よりみなとみらい21地区の石造りドックに保存され一般公開されている。

ここ『日本丸メモリアルパーク』は実はみなとみらい21地区における、最初に整備された公園で、日本丸、横浜みなと博物館が併設されている。
私はよく、横浜みなと博物館の屋上のなだらかな芝生でくつろぐことはあるのだが、取材もかねて久しぶりに日本丸と横浜みなと博物館にいってみた。

まずは、横浜みなと博物館から。
ずいぶん前にここにきたことはあるのだが、こんな雰囲気だっただろうか?自分の記憶があいまいなせいかなと思っていたら、実は横浜みなと博物館、もともとは横浜マリタイムミュージアムで2009年の横浜港150周年開港博でリニューアルされたらしい。

入場券をかって、地下にくだるとまずは開港以前の横浜の様子がわかる。
資料だけでなく昔の教科書にのっているような手漕ぎ船や、シンプルな帆船などの模型もあっておもしろい。

もう少しすすむと、ご存知横浜港開港付近の近代港の建設がはじまる様子がわかる。
このころに大さん橋のもととなる桟橋がいまの大さん橋がある場所にできる。

地域区画などもいまの地図とかさねると面影があるところもあり、歴史の流れを感じる。

その後は関東大震災、戦争などを通じて横浜港は崩壊していくのだが、ひとつひとつ復興していき、また技術が発展していく様子がみえる。
もう少しすすむと高度経済成長と港の整備、急に巨大な客船やコンテナ船がでてくる、模型も1/100スケールが多く、巨大さを味わうことができる。
個人的に1/100スケールはなじみが深いというか、これを読んでいる方もピンと来る人はいるかもしれない。

コンテナ船のコンテナの積み降ろしなどは操作できる模型などあって体験することもできる。
他にも船の操縦のシミュレーションゲームがあったり、帆船の風の向きを考え競争するレースゲームがあったり、体験できる展示もたくさんあって、私も熱中してしまった。

資料の詳細さや図書館もあって博物館としてのクオリティももちろん高く、大人も子どもも楽しめる施設だ。

次に日本丸にいってみよう。
入り口から甲板に向かうとどうしてもマストを見上げてしまう。周りからみるのと下から見上げるのでは全然違う迫力だ。
複雑に絡み合った、ロープや滑車など細部までみてしまう。少し首がいたくなる。

船内見学は順路があって迷わず進むことができる。
船内に入ると外の白い躍動感のある雰囲気とは違い、木と真鍮の落ち着いた雰囲気に変わる。
客船でもない練習帆船という航海をするという合理的目的に作られた船内がしっかりとしたデザインをされていて、このような芸術品といってもいいほどの帆船になっているのはなんともいえない深みを感じる。

廊下には航海図などが張られていたり、実際に船員が使っていた室内に入れたりと日本丸が実際に世界中を航海していたことを実感できる。

日本丸では総帆展帆という29枚のセイルをすべて広げることを実施するときが4月から11月までに月に1回から2回開催している。
また驚くことに自動で帆を広げているのではなく、訓練された約2000人のボランティアの方々が手作業で行っているのだ。
日本丸の中にその様子のビデオがあったが、統率されたなめらかな動きで帆が開いていく様子は圧巻だった。
「はじめ!」という号令からすぐさま、マストにのぼっていく作業員の方々はまるで本物の船員のようだった。
高所恐怖症の私には到底できない。

私がいった日は総帆展帆の日ではなかったので今度はその日にいって実際に見に行ってみたい。

横浜みなと博物館、日本丸を体験するとだいたい2時間弱くらいたっていた。
楽しみながらまわっていたので、気がつかなかったがちょっと足が疲れていた。

ジュースを買って、横浜みなと博物館の屋上にいく。
ここはなだらかな芝生になっていて、遊んでいる子どもたちや、家族連れ、寝ている人がいて楽しい雰囲気だ。
日本丸を少し高いところからみることができ、ジュースを飲みながらほっと一息。
反対側には観覧車がみえる。

150年前のみなとみらいに思いを馳せながら、いつのまにか微睡んでいた。

日本丸メモリアルパーク 日本丸メモリアルパーク 日本丸メモリアルパーク 日本丸メモリアルパーク 日本丸メモリアルパーク

 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
日本丸メモリアルパーク
 TEL 045-221-0280
 営業時間  開館時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
      月曜休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)その他HP参照
日本丸メモリアルパーク
http://www.nippon-maru.or.jp 

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