旬の食材を贅沢に味わいたい!
そんな時にオススメな日本料理店をご紹介します。
関内駅と桜木町駅のちょうど中間地点、大岡川のそばにある日本料理店『梅林』。
外観はコンクリートビルと近代的ですが、暖簾の奥は和の空気が漂う日本家屋。
履物を脱いで店内へ進むと、右手に小上がりのカウンター席が目に入ります。
板場を前にしながらの食事も楽しそうですが、今回はエレベーターで上階へ。
案内された突き当たりの部屋は、高座椅子が置かれた部屋でした。
過不足ない広さなのと個室ということで他人の目を気にすることなく、とても居心地が良いです。
せっかくなので今回は夜の献立メニューから、特選料理が含まれる9,720円のコースを選択しました。
お料理の内容は以下の通りです。
季節料理 早苗月(5月)
注目すべきはやはり特選とお造り。
特選は板前さんが部屋に食材を運んできて、好きな素材を選ばせてくれます。
今回は爪を動かすほど新鮮だった毛蟹を選択しました。
新鮮な毛蟹の蒸し身を蟹味噌とあわせて食べるシンプルだけど、一番美味しい食べ方です。
お造りを食べる前には、板前さんが目の前でエイの皮(!)で山葵を摩り下ろしてくれます。
山葵の香りと風味が一番引き立つ道具として辿り着いたのが、このエイの皮なんだとか!
お店のこだわりを耳にしつつ、部屋に広がる山葵の澄みきった爽やかさに思わず心が躍ります。
芳醇な香りのあとにくる繊細な辛みがバランス良く、山葵が苦手な私でもお刺身とあわせて楽しむことができました。
もちろん先付から甘味まで、どのお料理も絶品です。
若草豆腐は滑らかで舌触りがよく、鯛の手毬寿司は愛らしい見た目でまさに食べられる工芸品のようでした。
名物でもあるうなぎの朴葉蒸しは香りがしっかりともち米に染み込んでおり、噛むたびにホオノキの芳香が口内に広がります。
印象的だったのが、口直しの生姜のシャーベット。
舌先で溶けたと思ったら生姜の香りがスッと抜けていき、思わず「美味しい!」と感嘆の声をもらすほど。
まさに口直しにぴったりのさっぱり感で、その後の濃い目の味付けのお料理も美味しく頂けました。
新しいお料理を出されるたびに「美味しそう!」と胸が高鳴り、口に運ぶたびに「美味しい!」と舌鼓を打って、文句なしの満足感。
料理の順番や出されるタイミングも抜群で、素敵なひと時を過ごせました。
夜のコースは5,400円から14,040円まで5種類と豊富なので、ちょっと贅沢したい時から大奮発したい時などシーンに合わせて利用できますね。
店主が毎朝仕入れに出向くほど、食材の質と新鮮さにこだわる『梅林』の日本料理。
外の喧騒を忘れられる穏やかな店内で、是非旬の食材を楽しんでみてはいかがですか。
〒231-0041 神奈川県横浜市 中区吉田町52 神奈川県横浜市 中区吉田町52 |
045-251-7656 |
昼の部 11時半~14時半 夜の部 17時~22時 日曜は昼の部のみの営業 |
梅林 http://www.bai-rin.co.jp |